まるで悪魔の実!?アテモヤをつくる沖縄かんな農園。味と栄養価は?
出典:かんな農園HP
こんにちは、農園百貨編集部です。
当サイトでは、日本の特徴ある農業経営をしている農園をご紹介しています。
今回は、まるで「悪魔の実」のようなフォルムと、「天使の甘さ」を兼ね備える、「アテモヤ」をつくる沖縄県の「かんな農園」についてです。
まるで悪魔の実!?アテモヤとは
アテモヤはチェリモヤとバンレイシ(シャカトウ、アテス)を人工的にかけ合わせて、フロリダで作られた果樹です。
アテモヤ(Atemoya)という名前は、釈迦頭のブラジルでの呼び名アテ「Ate」と、チェリモヤチェリモヤ(Cherimoya)の後半モヤ(moya)を組み合わせてつけられました。
食感や風味がパイナップルに似ていることから、台湾では鳳梨釋迦(パイナップル釈迦頭)と呼ばれています。
甘味だけの釈迦頭に比べ程よい酸味と芳香を兼ね備えているため、近年栽培され始め急に人気が出てきました。
特徴的なのは、「悪魔の実」をイメージさせるフォルムです。果実はハート型で表面に突起があり、薄緑色をしています。
外見は釈迦頭に似ていますが、釈迦頭の表面の凹凸がうろこ状に剥がれ易いのに比べて、アテモヤの皮は一枚に繋がっています。栽培可能な期間が12月から2月迄と釈迦頭にくらべ短く、栽培自体も難しいため高級品種として扱われます。
英名「カスタードアップル」と呼ぶにふさわしい甘さ
「アテモヤ」の糖度は20~25度もあります。甘いフルーツの王道であるマンゴーでも糖度15度、メロンは13度、巨峰は18度です。これらと比較すると、いかにアテモヤの糖度が高いかわかりますね。
アテモヤは英名で「カスタードアップル」と呼びます。わずかな酸味と上品な香り、白くジューシーなクリーム状の果肉は、果物というより「森のアイスクリーム」を連想させます。
近い果物でいうと、柿とびわを足したような味わいです。皮に近い部分は洋梨のような味。種周りはライチのようなクニュクニュした食感があります。匂いは無臭です。
アテモヤっちゅうべらぼうにうまい果物を買ったんやけど、布教したいから誰か一緒に食べて。
— りかるど (@AktBye) March 9, 2018
森のアイスクリームって呼ばれててそれはそれはおいしいので食べよ。 pic.twitter.com/N4dOqNX3sW
アテモヤたべてみた!!
— 宮里 音彩@アンガーペーチン (@NeiroMiyazato) December 29, 2017
最高!!おいしい❤️香が良い!!
調べてみたらまだ食べる時期じゃないっぽい!!笑
あと一つは熟させてから食べてみよう!! pic.twitter.com/CUdQIFbuVk
おいっしい!そしてアテモヤおいしい!今日はいい日でした。 pic.twitter.com/sXk3aIMuNl
— ちーちゃん (@Cheechancha314) March 26, 2017
今日のあまいものは大切なお友だちからのプレゼント♡
— うさ@かえたん亭 (@usataruru) February 11, 2017
アテモヤって言うフルーツなの。
めっちゃ甘い!って聞いていたのですが本気で甘いです(笑)でもね酸味もあっておいしい^^ pic.twitter.com/NgKqODTJxH
低カロリーで豊富な栄養価
アテモヤはカリウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。ナイアシンの含有量が多いのも特徴です。カリウムには、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があると考えられています。
【おもな栄養成分(可食部100g中)】
葉酸(90mcg)、カリウム(230mg)、ビタミンB6(0.23mg)、ビタミンC(34mg)
【期待される効能】
貧血予防、高血圧予防、風邪予防
出典:果物ナビ
Facebookを活用したPRで売上を218%に
このアテモヤをつくる「かんな農園」について紹介していきます。沖縄県の糸満市にあるマンゴー農家です。
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「かんな農園」は、SNSの発信によって売上を前年比218%にあげています。
あらゆるSNSを活用
かんな農園は、農園のホームページ、オンラインショッピング、LINEアカウント、Facebook、Instagram、Twitter、Youtubeとあらゆるメディアを駆使して、定期的に更新しています。
はじめはFacebookからはじめられました。
きっかけは、農園の墓ランディングのため。つくれてはとても和やかな雰囲気で作物をつくっており、その雰囲気と、丹念に育てたマンゴーを知ってほしい、という想いではじめられました。
その後、半年後にオンラインショップを開設。
※現在はおすそわけマーケットプレイス「ツクツク!!」へ移転
SNSで農園のこと、マンゴーの収穫時期を知ってもらい、そこからオンラインショップへの購入へつながるように考えました。
SNSの運用から、売上はあがり、SNS開始初年度の売上は、前年比218%、翌年は前年比156%になりました。さらに、新聞、ラジオ、雑誌、TVからの取材がはいり、知名度も口コミで徐々に広がっていきました。
アテモヤの投稿が人気
平均で1日2時間程度はSNS更新とオンラインショップ運営に時間をかけています。FacebookとInstagramはほぼ毎日の更新。Facebookは、「いいね!」やコメントで反応がわかりやすく、お客様とのコミュニケーションを取っています。
Instagramは、調べたい情報をハッシュタグで検索する人が多いSNSです。この中で人気なのは「#アテモヤ」とタグをつけた投稿です。珍しいフルーツなので、興味をもって検索される方が多いのです。
投稿で「いいね!」がつきやすいのは、来園した人と一緒に撮影した写真です。一般の人も「自分もいってみたい」「楽しそう!」とおもってもらえるので、反応が大きいようです。
今回は珍しいアテモヤと農園のSNSによるブランディングについてご紹介させていただきました。SNSでお客様と直接コミュニケーションできることのメリットは大きいようです。
かんな農園
〒901-3222
沖縄県糸満市与座412-31
営業時間/9:00〜17:00
定休日/土日祝日